1968年に日本初の音楽学生のための夏期合宿施設として作られた「山の音楽堂」。若かりし日の小澤征爾氏など、音楽家を志すたくさんの若者がここで夏を過ごした。長野原町に寄贈された後は地域の文化施設となり、一時は取り壊しの危機もあったが、ゆかりの音楽家や地元住民たちの尽力で改修され、今ではボランティア団体の手で維持管理されている。毎夏開催される「北軽井沢ミュージックホールフェスティヴァル」には、多くの音楽家が参加。地域住民や訪れる人たちのために、クラシック・ジャズなどさまざまなコンサートが行われる。

ダンスでながのはら　第6話 北軽井沢ミュージックホール編